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2004.11.05

『アルファベット・パズラーズ』

東京創元社ミステリ・フロンティア

大山誠一郎 『アルファベット・パズラーズ』

短篇二作、中篇一作の連作集。密室、不可能犯罪、そして誘拐。

読者に仕掛けたサプライズのみに重点を置いた、謎解きや推理がない
「本格」なんて本格じゃないぞ~、という向きにはかなりオススメ。
作者の繰り出す論理展開のアクロバットに幻惑されて、
「こんなシロウト捜査はあり得るのか」などの疑問はつかの間
どーでもよくなってしまうのが、正統派パズラーの魅力。
ワタシ的には完全にノックアウトです。

ただ、そのフェロモンが本好きなら誰にでも通用するかというと、
そうではない、とも感じます。

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2004.11.03

これも自分さがし、か?

箱庭療法、というものを体験しました。

縦57センチ、横72センチ、深さ7センチの木箱に、オフホワイトの砂が
敷き詰められてます。さらさらの手触りで癒される効果もあるらしい。

家だの船だの、ベンチ、人形、人工芝、ビー玉、芝生、貝殻・・・
いろんなオブジェを使って、マイ心象風景を形にする、のですね
(多分)。ユング派の心理療法の一つ・・・とは聞いたことが
あったのだけど、実際にさわったのは初めて。

どんなのを作ったのかといえば、
対角線の一方には、外階段のある高い塔。水色アクリルのピースを
散らした海から、マストに帆のない赤い船が、渦巻にはじき出されて
座礁している。
箱の隅に置かれた天使の人形は海にも塔にも背中を向けていて、
魚が何匹か、足元までのぼってこようとしている。
そんな感じです。

なかなかきれいに出来たのだけど、
「ここにこれを置くのは、いかにも心理的葛藤を表しているようで
あざとくないか?」などとつい考えてしまうのでこまりますー。
無心になれよ>自分
ヨーロッパ風の家や木のオブジェもあったので、次は、
セント・メアリ・ミードを意識してつくってみようかな?
(なにか違うような)

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2004.11.01

とうとう見つかってしまった

ので、書き始めます。

nifty(パソコン通信時代)の推理小説フォーラムで知り合った
「横図連」は、もうすぐ結成10周年。
専ら平日の昼間にオフライン・ミーティングを開いており、なんらか
本に関連のあるところへ赴くのが常です。
今日はオープン間もないジュンク堂新宿店に集合しました。

楽しいオフレポは皆さんがお書きになっていらっしゃるので
(ピエトロ人形最高)そちらを見ていただくとして、
私が一番びっくりしたことはコレ。

冷やかしで手に取った「ゴスロリ&パンクスタイル ROCOCO VOL.1」
に、特集「江戸川乱歩のデカダンス」を発見。
ヴィヴィアン・ウエストウッドのお洋服やらカスタムドールやらに
肩を並べる、堂々4頁。
デカダンスをキーワードに、書籍や映像化作品、さらには蔵までもが
写真入りで紹介されています。もちろん網羅的な紹介ではありませんが、
このムックに案外よく馴染んでいるのですね、これが。

こうして軽々と時間を超え、ジャンルを超えてゆく乱歩の偉大さを
改めて思い知った次第です。

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